新型コロナウイルスの猛威になすすべもなく、恐怖と無力を痛感させられる日々が続いております。遅きに失した政府のコロナ対策を恨んでも、それでどうなるものでもなく、いまは自粛して耐えるしかありません。そうした日々の中で、私たちはいまさらのように、自由に温泉を訪ねることが出来る、「幸せ」と「平和」の意味を見つめ直しているのではないでしょうか。
コロナショックが与えている観光地への被害は甚大です。特に、私たちの大好きな、愛してやまない温泉宿はいかばかりかと思うと、外出自粛生活が歯がゆくてなりません。いま、私たちが苦境にある温泉宿、そして湯守の方たちのために何が出来るだろうと思っていたとき、丹羽さんが主宰する「種プロジェクト」という、素晴らしい活動を知ることが出来ました。
丹羽さんの活動をリスペクトするとともに、わが「温泉達人コレクション」も連帯させていただき、大好きな温泉宿に「必ず行きますから、がんばってください!」と私たちの「思い遣る心」をお届けしたいと思います。温泉を心から愛するみなさまの「思い遣る心」を、どうか、奮闘する大好きな温泉宿に届けてあげてください。
飯出 敏夫 飯出 風子
(事務局補足)
温泉紀行ライターの飯出敏夫さまは数々の著名な温泉雑誌に寄稿されてきており、多くの温泉好きからの尊敬を集めている方です。友人の山口貴史さん(純温泉協会 代表)の「温泉の師匠」でもあるそうです。
娘さんの風子さんは「温泉達人コレクション」というWEBサイトの編集長。飯出敏夫さまの約30年の取材情報をもとに、温泉の魅力を発信しています。