新潟|よもぎひら温泉 和泉屋

新潟|よもぎひら温泉 和泉屋

新潟|よもぎひら温泉 和泉屋

現在の状況

よもぎひら温泉和泉屋は、新潟県長岡市の市街地より車で25分ほどの山あいにある小さな温泉地の旅館です。昨年は、和泉屋は創業150年を迎え、私で八代目となります。社員は総勢76名おり、新潟県内はもとより全国各地から大勢のお客様にお越し頂いております。

例年であれば毎年3月・4月は、歓送迎会・入学・卒業を祝うご家族や新緑を楽しみに訪れる多くのお客様で賑わう季節です。しかし、今年はコロナウイルスの影響により、3月上旬よりキャンセルが相次ぎ、気が付けば予約は例年の1割まで落ち込んでしまいました。
さらに全国一斉の緊急事態宣言を受け、お客様の安心安全はもとより社員への感染拡大防止の観点から、5月6日まで全館休業といたしました。
現在は、営業再開に向け準備をしておりますが、残念ながら5月、6月は新規予約も少なくキャンセルも多数あり現時点での予約はほぼ、無いに等しい状況で、旅館の営業再開のめどが立たず、この先も予想がつきません。それでも、これまで共にお客様の為に一生懸命働いてきてくれた社員は守りたいという思いから、全社員の雇用は継続しながら営業再開できる日に期待し日々、耐え続ける毎日です。

過去にも、当館は今回のように数カ月にわたって休業せざるを得ない過酷な状況がありました。それは、2006年10月の中越大地震の発生により甚大な被害を受けたからです。よもぎひら温泉は震源地に近く、当館はもちろん周辺の地域一帯も大きな被害を受けました。あまりにも大きな被害であったため復旧にかなりの時間を要るという現実に、一時は廃業も考えました。震災発生後から多くのお客様、取引業者の皆様、行政からのご支援と、社員からも、この地でもう一度共に頑張りたいという思いを受け、それらが大きな力となり9ケ月後には営業再開を果たすことができました。

新型コロナウイルスの感染拡大も震災同様、先の見えない不安の状況で雇用を継続し社員を本当に守れるのか等、心配は尽きない苦しく困難な状況です。しかし、毎日、事態は刻一刻と変化し、新薬やワクチンの開発も世界規模で進んでいますので、必ず事態は終息し、営業再開できると日がくると心から信じています。

今は社員一同心ひとつにして、万全の態勢で皆様をお迎え来る日を心待ちしています。

 

サポーターさまへのメッセージ

やわらかな日差しと新緑がまぶしい心地よい春は、四方を山に囲まれた自然豊かなよもぎひら温泉の一番おすすめの季節です。
しかし、残念ながら今年の春は、お客様の声が聞こえません。
誰もいないラウンジやお館内はとても寂しく感じられます。
つるつるスベスベの温泉は、誰もいない露天風呂に湯をはとまることなく流れています。

あらためて、旅館のあるべき姿は、お客様のにぎやかな語らいや笑い声が館内に響いてこそと実感する毎日です。
今、お越しいただくことはできませんが、【宿】は皆様にとって必要な場所であり続けたいという思いで『そのために何をすべきか』と考える毎日です。

私たちは、よもぎひら温泉の四季折々の風情、心地よく快適な空間、そして上質な温泉とともにお客様のお気持ちに寄り添ったおもてなしをお届けできるように精進して参ります。
「再び出会える願いを込めて」
一日も早い新型コロナウイルスの終息を願い、皆様のご来館を社員一同、心よりお待ち申し上げております。

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サポート率

11 Comments
  1. 「浅原神社秋季例大祭」の際には、いつも「和泉屋」さんにお世話になりました。
    先行きが見えない未曾有の危機ですが、中越大震災を乗り越えられた皆さんのであれば、また笑顔でお会いできる日が来るものと信じております。
    微力ではございますが、応援させていただきます。

  2. Covid19で予期せぬ大変な状況かと思いますが、落ち着いたら伺えますこと楽しみに毎日過ごしております。宿泊させていただく際はどうぞよろしくお願いいたします。
    また一緒に伺う予定の友人からのコメントも下に載せさせて頂きます。
    →元旅行会社で働いておりました。
    観光業がすごく深刻な状態という話は耳にしますが、
    日本の温泉旅館は本当に素晴らしいものだと心からそう思っております。
    宿泊できる日を心待ちにしております。

  3. 片貝まつりの時に宿泊しました。とろりとしたお湯で、お肌すべすべになるおふろでした。
    できましたら、また片貝まつりの時「宿泊したいと思います。

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